大阪大学大学院 人間科学部 社会環境学講座 |
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2008.10.19 |
学際シンポジウム「男もつらいよー男性更年期障害と自殺問題を考える」 主催:大阪大学医療人文学研究会 医療社会学研究会 大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学」 日時:2008年10月19日(日) 午後2時-5時 場所:大阪大学中之島センター7階セミナー室 〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100 一般公開シンポジウムです。どなたでもご参加いただけます。 パネリスト 石蔵文信(大阪大学医学系研究科) 伊藤公雄(京都大学文学研究科) 大村英昭(関西学院大学社会学部) 主催者より 本シンポジウムは、日本における中高年男性の自殺問題を、医学、社会学、宗教学の側面から考える学際的シンポジウムです。 2004年に自殺者数がピークを迎えて以降、日本の自殺者数は常に3万人を超える高止まり傾向にあり、グローバリズム、経済の流動化、メディア環境の急変、社会コミュニティーの解体など、複雑な要因が影響しながら、日本は、対10万人自殺者数においても世界でも有数の自殺大国と言われています。とりわけ、中高年男性の自殺率の高さは、諸外国と比較した場合の日本の顕著な特徴で、日本の経済、文化、社会の構造的な特性が関係しているものと思われます。 本学医学系研究科の石蔵文信准教授は、これまで、男性更年期外来での臨床経験を通して、また、自殺予防のための精神科医と一般臨床医の連携プロジェクトを通じて、さまざまな形で、更年期男性と自殺の問題について実践的に関わってこられています。その中で、日本における男性の社会的役割のあり方がこの問題に深く関係しているものと確信されています。この点で、男性学のパイオニアである京都大学の伊藤公雄教授との接点も大きく、伊藤教授もまた、日本における男性の健康問題について近年深い関心をもたれ、研究を進められています。関西学院大学の大村英昭教授は、かねてより、自殺問題を現代日本のもっとも深刻な問題として、社会学と宗教学の両方の視点からのアプローチを考えておられます。 今回のシンポジウムは、こうした点で医学、社会学、宗教学の連携を模索するキックオフ的な契機を作ることができればと考えます。 パネリスト紹介(五十音順) 石蔵文信(大阪大学大学院医学系研究科准教授) 循環器科専門医 大阪医誠会病院で男性更年期障害外来を担当。「一般医―精神科医ネットワーク(G-Pネット)」を立ち上げ、自殺予防のための活動を行っている。 主著 『男もつらいよ!男性更年期』(ソシム2007年) 『パンツの中の健康』(双葉社2004年) 『巨人性うつと阪神性』(双葉社2003年)など。 伊藤公雄(京都大学大学院文学研究科教授) 社会学者 男性学のパイオニア。「男らしさ」が社会にとって重要な問題となることを1990年代から主張し、男性学を開拓する。 主著 『<男らしさ>のゆくえ―男性文化の社会学』(新曜社1993年) 『男性学入門』(作品社1996年) 『「できない男」から「できる男」へ』(小学館2002年) 大村英昭(関西学院大学社会学部教授・大阪大学名誉教授) 社会学者・宗教学者 非行問題とラベリング、「しずめ」の社会学で著名。社会学と宗教学の立場から、現代社会の病理を看破する。 主著 『死ねない時代 いま、なぜ宗教か』(有斐閣1990年) 『日本人の心の習慣 鎮めの文化論』(NHKライブラリー1997年) 『非行のリアリティー「普通」の男子のいきづらさ』(世界思想社2002年) 司会:山中浩司(大阪大学人間科学研究科准教授) ポスターをダウンロード(PDFファイル) ポスター |
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2008.6.29 |
Diversity and Universality of Medicine, Culture and Religion on Facing Death and Dying: Interdisciplinary Research in Eastern Asia 29th.
June, 2008, 10:00-18:00 Opening
Address 10:00-10:10, Motomu Shimoda (Osaka University) Yasunori
Ando (Tottori University) |
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2008.4.23 | 第3回医療人文学研究会 日時:4
月23日(水)16:30〜19:30 |
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2008.1.31 | 第2回医療人文学研究会 日時:2008年1月31日(木)17:30~19:30 |
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2007.11.22 | 第1回医療人文学研究会< 日時:2007年11月22日(木)午後6時30分〜9時 |
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2005.7.15 |
第58回トランスナショナリティー研究セミナー 21世紀COEプログラム インターフェースの人文学 カナダ・マッギル大学Alberto Cambrosio教授を招いて「Biomedical network in an era of globalizationグローバリゼーション時代における生物医学ネットワーク」という講演会を行いました。 コンピュータを用いたネットワーク分析を質的研究に応用する意欲的な試みを聞きました。 PDFをダウンロード ペーパー ポスター |
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2004.7.4 |
21世紀COEプログラム インターフェイスの人文学 コロキウム:医療と社会 米国・スタンフォード大学Timothy Lenoir教授を招いて「Shaping Biomedicine as ‘information science’情報科学化する生物医学」という講演会を行いました。 北米における生物医学の変貌、また軍事訓練用のシミュレーションゲームの歴史などテクノロジーがもたらす最新の状況について報告を聞きました。 PDFをダウンロード スライド |